10月3日(木)

「下方修正はしない!」

昨日の夕方から神戸みなと温泉 蓮でランニングクリニックがあり、ご参加いただいた方々とランニングフォームを見直し、自分に合ったより良いフォームを習得してもらう中でトレーニングの話となりました。

「練習ができなかった場合、設定タイムを下げるのでしょうか?」と聞かれましたが、「設定タイムを下げる」という行為が僕にとっては時間の無駄とも取れるし、次の練習で設定タイムを下げたのに練習ができなかった場合はどうするのだろうという疑問が湧きます。

だって、設定タイムを下げるということは目標から遠ざかることでしょう?

目標タイムからペース設定をするから、自分の実力がそのレベルに達していないのに無理をすることになってしまって身体のどこかを痛めるわけだし、仮に1回の練習ができたとしても疲労困憊になってしまって次の練習をする前に疲労を抜かないといけないことになるわけで…。

「追い込まないと速くなれない」のは間違いではないけど、自分自身が解釈している「追い込む」という意味が違っていることに気付かないと。
「疲労は無視するのか」と問われても、疲労があることも考慮して練習をしているので、「疲労を無視している」ということがどういうことかも考え直さないといけなくなります。

話が脱線していくから最後にしますが、都合良く「疲労を抜く」という言葉を使って、練習中には「後半になると疲労が溜まるから」という考えになっていることがズレていると思いませんか?
走っている限り疲労が溜まるのは間違いないけど、その疲労を考慮して練習をしていうわりに、練習で疲労を溜めるときと抜くときが存在しているという矛盾。その矛盾があるからピーキング(大会前の調整)も曖昧になるし、練習をしても練習の成果がレースで活きてこないんじゃないのかな。

そういったわずかなズレを少しずつ少しずつ修正する場があってもいいのかと思いましたが、それは今後の活動として機会を作ろうと思います。

で、話を戻して。

練習の設定タイムに下方修正はない。
間に合わないんだったら、大会の目標タイムを下方修正するだけ。
目標タイムが変わらないのに下方修正するんだったら、どこで下方修正分を取り返して、残りの期間でどれだけレベルアップするつもりなの。

大会はこちらの都合に合わしてはくれない。
暑いから。寒いから。雨だから。強風だから。体調が悪いから。
そんな都合で練習を先延ばしにしたとしても大会は待ってくれないから、そのズラした分だけ次に無理をしないといけなくなるだけ。

練習に下方修正なんてありえない。

▼ 練習内容
2 km Jog
心拍 119 心拍Z 1.4 ピッチ 162 カロリー 97 平均  5分35秒
(5分45秒 – 5分22秒)
300m × 1本
心拍 115 心拍Z 1.1 ピッチ 170 カロリー 8 ペース 3分20秒
(1分02秒)300m以上の距離アリ
動き作り

思っているより身体が動いていた感じ。
初めから思い描いていたペースぐらいだったから、調子が悪いわけでもない。少しずつ身体に張りが戻ってきていると実感。
…なんとなくだけどね。

300mは力を使わず、体重移動を利用して流す…

イメージと身体の動きが一致していたみたいで空回りもなかったし、足がもつれることも、道路のくぼみでつまづいたり足を捻ることもなかった。

で、ピッチ。

のんびりとスピードを上げるときは自然とピッチって変わるんだよ。
それに合わせてストライドも当然変わっている。
(この話はまた今度か?)

▼ 今日のコンディション
体重 : 64.35 kg(運動前)
     64.05 kg(運動後)
距離 : 2.5 km
合計 : 4.7 km