マラソンシーズン到来2017!

ご無沙汰しております。

ついにマラソンシーズンへ突入しましたね。
皆さん、体調は上がってきましたか?
今シーズンも目標としているタイムを
多くの人がクリアできるのを楽しみにしてます。

さて、昨日の練習会(20km走 vol.45)で
チラッと思ったことを書こうかと思います。

でも考え方には個人差があります。
納得いかない方はスルーしてください。

 

11/5(日)は高校の兵庫県駅伝大会の日でもあり、
伊勢路では全日本大学駅伝が開催されていました。
どちらの大会も母校が出場していましたが、
高校は2位で全国高校駅伝への出場権は獲得できず、
大学は序盤は1位でレース展開をしながら
最終的には5位でシード権を獲得しました。

ここで自分の経験した日々が頭をよぎりました。

どういうわけか不思議と勝つチームというものは。
また、勝てる戦力があっても負けるチームとは。
しっかりと想定通りに走ってくる選手とは。

強いチームというのは想像してみると
高校でも大学でも何チームかが挙がります。

僕の高校時代のチームはこれに挙がるチームです。
が、1年生の時は県大会で準優勝でした。
兵庫県勢が全国で5連覇をする3年目の年。
先輩たちを悪く言うつもりはありませんが、
今思うと「絶対に勝つ!」という雰囲気が
2年目3年目に比べると少なかったかな、と。

大学時代も今では名前が挙がるチームですが、
1年の時に箱根駅伝で最下位へ沈み、
2年3年とは予選会7位で予選会落ち。
4年次は練習量こそ変わらなかったものの、
意識改革の成果があったので予選会を2位通過。
全日本大学駅伝も久しぶりに出場して5位。
箱根駅伝は18年ぶりの6位にもなりました。

この差は決して練習量なんかではなく、
「自分がどうなりたいか」を具体的にイメージし、
それぞれが練習に対して集中をしたり、
緊張感を持って1日1日を大事に過ごしたから。

そこで最近のマラソンへ取り組む人達はというと…。

目標タイムは? 目標とする大会は?
そのためにどんな練習をしているのか。
練習ばかりに意識がいってしまって
身体作りや疲労へのケアはどうなのか。

目標タイムはそれぞれに持っていると思いますが、
「目標としている大会は?」と聞かれると
「申し込んだ大会で…」という返事があります。

申し込んだ大会で結果を出したい気持ちは
僕も競技者として走っていたので理解できますが、
あれもこれもと申し込んだ大会すべてで
自分が望むタイムを出したいというのは、
それはちょっと都合が良すぎるのかなって思います。

トップ選手が輝いて見えるのは目標としている大会へ向け、
通過点となる大会で納得がいく目標をクリアすることや
そのために必要な練習や身体作りや休養をこなし、
万全の状態で当日を迎えて競技へ挑むからです。

練習のことばかりへ意識が向いてしまい、
身体を大事にすることが後回しになって
どこか痛くなってから気になりだす。

「痛いけど日がないから練習をしないといけない」
「痛くないように走れば走れる」
そう思っているうちに走り方がおかしくなって、
自分が思っているような走りができなくなる。

この状態で大会へ挑んだとすると…
目標とする結果が得られないのが想像できます。

いっぱい申し込んでいるのであれば
次にある大会へスライドしたらいいのにな、と
思ったりすることもあります。

「でも、お金がもったいないから」と
エントリー料を気にされる方がいますが、
実はこれ、心理学を学んだ方からすると
「言い訳にすぎない」のだそうです。
ハッキリとした目標がないから
お金のことが頭に浮かんでくるのだとか。

大きな大会へ出場する人ほど明確なプランを持ち、
それに合わせて練習やケアをこなしていくことで
自分の納得できる結果を大会で残されています。

「あの人は速いから」「あの人は元競技者だから」
こういう言葉も言い訳なのかなって感じるし、
そこに至るまでの失敗や成功があったから
速く走れるようになったはずです。

雑誌やインターネットの普及によって
練習方法やいろんなことが簡単に入手できますが、
はたしてその方法でどれだけの人が速くなれたのか。

走ることが速いといわれる人達の表面しか見ないで
うわべの練習メニューや取り組みに流され、
やってみたもののうまく走れないと否定したり、
どこかを痛めて不安な気持ちになっていませんか?

本当に大事なものは何なのかをもう一度考え直し、
自分が何を目標に練習へ取り組んでいるのか。
また、自分が師と仰ぐ(仰げる)人が誰なのか、
自分がどのグループやチーム・団体で練習しているのか。
自分が今どこにいるのかを考え直していき、
練習へ取り組んだり大会へ挑んでもらうことで
目標としているタイムを目標としている大会で
しっかりと残すことができるはずです。

 

大会へ向けて残り日数が少ない方。
特に無理をしないように身体を動かしてください。
痛みがあった思うように走れない方。
思い切って棄権することを選んでみてはどうですか?

皆さんの好走を楽しみにしております♪