9月15日(日)

天候も良かったので、朝のMGC(男子)を観てから淡路島へ!
(どんだけ淡路島好きやねん…)

【MGC(男子)を僕なりに…】
今回の大会は「一発勝負の選考会」ということもあってペースメーカーはいなかったし、どの選手がどういう駆け引きをしてくるかによって大きく内容が変わるレースだったのかな、と。
設楽選手が飛び出したものの単独になったから2位集団での駆け引きが生じたし、設楽選手に誰かがついていったならレース展開は変わっていたし、設楽選手が最初から集団にいたなら違った結果も十分にありえたはず。
選手一人一人があの大舞台で「オリンピック内定」という2枠を賭けて様々な駆け引きを繰り広げたから、予想もしていなかった選手の優勝にはびっくりです。
結果として「大逃げ」を試みた選手が潰れ、後方集団の中で「集団から抜け出そうとする選手」へ過敏に反応し過ぎた選手の余裕がなくなり、集団の中でおとなしく最後まで冷静さを保って虎視眈々と狙っていた選手が先頭でゴールを駆け抜けたわけで、先頭を無理に追おうとしないで走ったことが功を奏して2位になれた選手もいて。
「序盤から誰かがついていけば…」「大逃げをしても、ペースをもう少し抑えていたら…」「最後の1キロで先頭が交代できていたら…」など、数え上げればキリがないけど勝負の世界にタラレバは存在しないってことがよくわかった。
で、今回のMGCでやっぱり中盤で前へ出てきたわりに失速した選手もいるんだけど。これは毎度毎度のことで言わずもがな。「市民ランナーかよっ!」とツッコまずにはいられないし、毎回同じことをするから学習能力はないのかって思うし、毎回同じことを繰り返すならプロじゃないよって思う。(まぁ、そういう意味では盛り上げてくれてるからプロか。)

試合を制したり目標タイムをクリアするためには、まず「自分がゴールしたいタイム」を想定して練習メニューを組み立てていく必要があり、その設定した内容と自分の現在の走力にはどれぐらいの差があって、何をしていかないとその差が埋まらないのかを考えないとダメで、それを何度も何度も反復して練習を行う中で「自分に走れるペースは…」というものも想像しやすくなる。
想像できるようになっていくということは、レースの流れから自分自身がそのまま走っていていいのかを考えられるようになるということ。もし仮に、レースのペースが自分の想定している(練習してきた)ペースを上回るのであれば「集団にはついていかない」を選択する必要があるし、そのペースで最後まで走り切れそうだと思えるペースなのであれば「集団待機」を、ペースが予想を下回ってラスト勝負になったり途中からのペース変化をもたらす原因になりそうなのであれば「積極的に集団の先頭へ立って自分のペースにすること」を選択する必要がある。
これは何もトップ選手に限ったものではなく、目標タイムをクリアしたい人にとっても言えること。自分の周りのランナーと同じリズムであれば「集団待機」で、ついていけないようなペースであれば「ついていかない」を、自分のイメージを下回ってリズムが合わないのであれば「集団から抜け出す」を選択しないといけない。

誰か別の人のレースを観るんだったら、練習がどうこうとか言ってないで「結果を出すために必要なことは何か」を見つけ出すことが大事!
それが「練習だ!」って言うなら誰かのレースなんて観る必要はない。

何の練習とは言わないけど「練習だ!」って思っている人はこれまでに思った通りのことをして、それが結果につながったのかを見直したほうがいい。
練習が結果を裏切っていないと断言できるのであればそのままの練習を続ければいいけど、思っていた通りのレース運びや結果を残すことができたことが1度もないのであれば「練習だ!」と思っている考え方を見直したほうが良い。

【岩田さんの練習をやってみて…】
メニューを組んでもらって3ヶ月。先々月よりも先月のほうが強度は高くなったのに、疲労が今のほうが抜けやすいって感じる。走っている量も以前に比べて少なくはなったけど、以前よりも走るペースは上がっている。練習の強度が高いのはつらいけど練習に対する気持ちには余裕があり、ダメだったとしても前向きに練習へ取り組むことができる。

座学を重ねるたびに「速くなるためには」を見つけ出すことができているので、「練習が全てではない」と思うけど座学で得た知識を活かすためにも練習は「絶対にクリアしたい」と思えるようになった雰囲気が伝わってくる人もいる。

テレビ放送や現地で大きな大会を観て感じることは人それぞれだけど、練習以外のことにも目を向けることができる人ほど結果を残しているのは間違いない。

レースを観ることはあっても選手ではなく、選手達がやってきたことで結果を残すために大事なものは何かを見抜く力は絶対に必要ですね。

▼ 練習内容
6.6 km Jog
心拍 122 心拍Z 1.6 ピッチ 164 カロリー 370 平均 6分 16秒
(6分43秒 – 6分22秒 – 6分33秒 – 6分09秒 – 5分50秒 – 6分06秒 – 3分33秒)

バスケの疲れもあって、足が重い。

瞬発系の動きをすることで、いつもと違うところに疲労が出ていることを感じた。その感じた場所がゆっくり走っているときにも負荷のかかる場所ではあるけど、元気なときにゆっくり走っても感じることがない場所。

これは勉強になったな。

たまには他スポーツ、他種目へ参加することも大切だね。

▼ 今日のコンディション
体重 : 64.25 kg
距離 : 6.6 km
合計 : 62.2 km