8月30日(金)

所用により休養日。

ちょっと脚全体に張りがあり、昨日の練習がオーバーワークだったのかな。
…という感想が次の成長へ必要なのであって、練習をしたことだけが大事というわけではない。

DMをくれた方から「がむしゃらに走らないと速くならないのかと思っていました」と言われた。まだランニングを始めたばかりの方の疑問はいつも気持ちを初心者へと戻してくれるから大好きっす。

その方のDMを見て、いかに世の中の市民ランナーが「練習をしているだけ」になっているのかが理解できたような気がしました。
だって、始めたばかりの方やこれから始めようとする方は「快適に走りたい」「速く走りたい」を知りたくて、ネットや雑誌でその手段を「すでに走っている人達」から探すわけですよ。
そして、その人達が自分自身の持つ悩み事の解答を発見したときに「そんなに走らないといけないの?」と感じたから、僕に「がむしゃらに練習を走らないといけないのか?」という言葉となって伝えてきたのだと思います。
だって、素直に受け入れられる解答だったのなら「なるほど!じゃ、そうやっていこう!」と腑に落ちたはずなんです。腑に落ちないから疑問になっているわけでしょう?

僕は「たくさん練習をしていることが良くない」と言っているわけではなく、「練習後の反省やコメントを読んでも練習の意図を理解しているのかな」って思うことがあるから、「無駄に練習をやり過ぎている」と表現しているだけであって別に「練習をしていることが悪い」と言っているわけではない。

練習をしてコメントが記載されているのなら、始めたばかりの方やこれから始めようとしている方には「なるほど。この練習をするとこうなるんだな。」と思ってもらえるヒントになるわけです。
それなのに「足が痛いけど走った」とか「クソ暑い中を走った」とかだけでは、何のためにそうしたのかが伝わっていないっていう証拠に他ならないでしょう?

練習の流れや練習メニューの一つ一つに意味があり、そういったものが始めたばかりの方やこれから始めようとしている方には大事なことだし、すでに走っている人達にレベルを問わず大事なこと。

…あ。
脱線ついでにもう一つ。

他人の練習を見て「ああだこうだ」と批判的な意見をする人がいるけど、誰かが一生懸命に実践している練習の流れや練習の意味、設定タイムの理由を知らずに自分の物差しでしかない知識に当てはめるのは良くないと思う。

練習の流れを見ないで一つの練習結果から批判をしても、その結果にどういう意味があって、次の練習へどういう効果をもたらすかは知らないだろうし、当時と今の練習量から比較してみたり昨年と今年の違いを比較してみたりと判断基準がいろいろあって、その人がどれだけひたむきにやっているかも知らないはずなのに。

他に言いたいことがあるけど、それは禁句だから書かないとして、自分の行為がどれだけ愚かなことかを考え直したほうが良い。

意図的に脱線しました。すみません。笑

練習の流れや練習メニューの一つ一つには意味があり、世間一般的に出回っている情報以外にも、練習メニューがもたらす意味とは別の付加価値的な意味、練習自体が持っている意味とは違ったレースに活かす意味などいろんなものがある。

そういったものをランニングを始めたばかりの方やこれから始めようとしている方に大事なことなので、これからも1人でも多くの方にランニングの醍醐味や練習の神髄・真意を伝えていけるように勉強していきます。

 

権力者は共感力や観察力が低下する。
これは本当に気をつけていきたいと思います。

▼ 今日のコンディション
体重 : 64.10 kg
距離 : 0 km
合計 : 122.4 km