道に間違い、山に入る。

ランニング中の話なんですけども。

滅多に通ることがない近所の道を走っていると、
小高い丘のような山の中へと行ってしまいました。笑

普段から「山を走ることはありません。」と言ってますが、
別に山が嫌いだとかっていうわけではないんですよ。
いろいろと理由があるので走りに行かないだけなんです。

その証拠というか、見てもらいたいものがあります。

青色の部分がペース(分/km)で、
緑色の部分が高度(m)です。

大した高度ではありませんがルートを見てもらうと、
6km手前から山の中へと入っていますよね。
山道に入るまではアスファルトなので
そこまでペースが落ちることはありませんが、
ペースがガクッと落ちた辺りからが山の中です。

山の中を歩かずに走り続けていましたが、
思っていた以上にペースは上がっていません。
筋肉にかける負担は舗装路よりも大きく、
負荷がかかった分は心拍数も上がったので
身体を動かした気分等は得られました。
コースにも変化があったので飽きませんでした。

ここからは個人的な意見(考え方)ですが、
フルマラソンやハーフマラソン等のロードレースで
好記録(自己ベスト)を狙っていく上で必要なのは
長時間・長距離・ペースに対する忍耐力ですが、
平地に比べてペースが落ちてしまう山の中では
ペースに対する持久力が身につくかどうか…。
筋肉に負荷がかかっているので走れるようにはなるけど、
ハイペースになるほど練習の効果が出てくるのか。
長時間・長距離は別としてそこに疑問が湧いてきます。

何よりも一番大きく感じたことはフォームを崩すこと!

上り坂では足に乳酸が溜まってくることもあり、
背筋が丸くなって視野が足元辺りにしか広がらず、
下り坂では足元を確保するために姿勢は直立…
直立というより後ろに体重が乗っていました。

教室に来られている方(特に合宿へ参加された方)には
「あれ?」って気づく部分がこれだけでもありますよね?

上り坂で必要なこと、下り坂で必要なこと。
走る上で練習内容よりも大事なことを考えた時、
違う日にその部分を見直すことが大事だと感じました。

舗装路でランニングを楽しむにしても、
山の中でランニングを楽しむにしても、
これまで以上に楽しむために必要なことを
もっともっと大事にしていくべきだと思います。

この日、そういったことを走りながら感じたので
基本の姿勢・身体の動かし方に気をつけて
知っている道、自宅へとランニングを続けました。

 

話は別ですけど。

練習のできない日が長く続いた時や故障明けの時、
久しぶりにランニングへと復帰をする時には
山の中の練習はありだと思っていますよ。

ペースの割に筋肉や心肺機能にかかる負荷、
足元の柔らかさ等をうまく利用しながら
身体作りをしていくのが良いと思います。

平地だと「久しぶりに走れた!」という気持ちや
以前のイメージから「まだまだやれる」と思い、
ペースを押さえようと思っていたとしても
勝手にペースが上がってしまいますからね。

 

どこでどんな練習をしたとしても、
その時に大事なことをイメージしながら
楽しむことが一番大事だと思います。